漆喰でつくる、暮らしの中の造形
漆喰というと、白くフラットな壁をイメージする方も多いかもしれません。
でも実は、漆喰は曲線や凹凸、厚みをつけることで、自由な形をつくることができます。
今回は、そんな漆喰の特徴を生かしてつくった、住まいの中の「漆喰造形」をご紹介します。
① キッチンの垂れ壁
まずは、キッチンの垂れ壁。
ランダムな曲線を描くことで、空間に動きをプラスしました。
シンプルな空間の中に、ほどよいアクセントを添える漆喰の造形。
直線だけでは表現できない、やわらかさと遊び心を感じられる仕上がりです。

② タイルと漆喰が織りなす、アートのような洗面
一部をタイルで仕上げた洗面台に、あえて漆喰を組み合わせることで、素材の質感と表情を楽しめる仕上がりになりました。
タイルの可愛さを残しながら漆喰の柔らかな風合いと手仕事の表情が加わり、既製品にはない唯一無二の空間に。
玄関からも目に入りやすい洗面だからこそ、訪れるゲストをさりげなくもてなす、印象的な場所になりました。

③ リビング入り口の垂れ壁
リビングの入り口にも、漆喰の垂れ壁を。
家の中でも人の目に入りやすい場所だからこそ、直線だけではなく、漆喰ならではの柔らかな曲線を取り入れました。
素材の質感と手仕事の跡が、空間に温かみを与えてくれます。

④ 壁をくりぬいてつくった「漆喰の窓」
こちらは、壁をくりぬいてつくった小さな漆喰の窓。
壁に開口を設けることで、隣り合う空間につながりが生まれます。
丸みのある形にすることで、まるで昔からそこにあったような、どこか懐かしい雰囲気に。
ただの「穴」ではなく、空間を彩るひとつの造形として仕上げました。

⑤ 洞穴のような「グロット」
最後は、今回の中でも特に遊び心のある造形。
洞穴のような雰囲気を持つ「グロット」です。
壁の一部を大胆にくりぬき、丸みを帯びた形に仕上げることで、まるで小さな洞窟のような空間をつくりました。
洞窟のような、丸みのある自然な形。
漆喰ならではのやわらかな曲線が、空間に印象的な表情を加えます。

漆喰だからできる、自由な造形
今回ご紹介した5つの造形。
曲線をつくったり、壁をくりぬいたり、洞穴のような形にしたり。
漆喰は、仕上げ材であると同時に、空間そのものをデザインする素材でもあります。
既製品を取り付けるのではなく、その場所に合わせて形をつくっていく。
そんな手仕事ならではの自由さも、漆喰造形の魅力です。
毎日の暮らしの中で、ふと目に留まる造形。
住む人の遊び心やこだわりを、そっと感じられる住まいにしてくれます。
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